船員がお祭り騒ぎ
船が赤道を越えるとき船員がお祭り騒ぎをするわけは?。
飛行機でオーストラリアに向かう途中、隣の若い女性がしきりに窓から外をのぞいています。
そして、こちらを向いてひと言、「赤道って、もうそろそろみえますよね」。
むろん、赤道といっても、じっさいに赤い道があるわけではありません。
ただし「赤道」を実感したいのであれば、船に乗って赤道を越えることをおすすめする。
もちろん、船で赤道を越えても、海上に赤道がみえるわけではありません。
だが、世界各国の旅客船は赤道を越えるとき、「赤道祭」を実施しているからです。
日本の船でも、南極観測船、航海訓練所練習船、自衛官の練習艦隊などで行われています。
「赤道祭」では、たいてい、ひとりの航海士が"赤道神"に扮して鎮座する。
その前でほかの船員たちがかくし芸を披露し、酒と料理を楽しむのです。
そうして赤道神を十分楽しませておいて、船長が赤道神から赤道を渡るカギをもらうというものです。
この祭りには無事に赤道を越え、その後の安全な航海を願うという思いがこめられています。