折り紙の代表
鶴が折り紙の代表となるのは、江戸時代末期です。
それまでは正月の床飾りや婚礼のさいの提子飾りなどに、礼式用の折り形が伝えられていました。
その折り形が発展し、折り紙細工として普及していくと、しだいに鶴が折られるようになったといいます。
もともと「鶴は千年、亀は万年」といわれるように、鶴と亀は長寿とされ、めでたいものの象徴だったこともあります。
また、デザイン的にも、鶴は美しく形がよいと人気を集めたのも、一般に広がった理由だった。
千羽の鶴を折りつづけることは、そのあいだに願いを思いつづけることであり、心をこめた願いは、かならず通じると考えられた。